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校舎ごと津波に…児童が震災後、初登校

2011年3月29日 15:15
校舎ごと津波に…児童が震災後、初登校

 東日本大震災で大津波の被害を受けた宮城・石巻市の大川小学校の児童が29日、震災後初めて、近くの小学校に登校した。

 大川小学校は校舎ごと津波にのまれ、全児童108人のうち56人が死亡、18人の行方がわかっていない。教職員も、13人のうち無事が確認されているのは3人となっている。

 無事が確認された児童は29日朝、保護者に付き添われて近くの飯野川第一小学校に登校した。久しぶりの対面に、思わず体を寄せ合う姿もあった。

 29日は、無事が確認された児童34人のうち28人が集まり、柏葉校長は「また笑顔がいっぱいの学校をつくろう」と話したという。

 大川小学校は今後、児童の心のケアを最優先とし、卒業式や修了式は行わない予定。