地元も声援 東北主将「やることはやった」
阪神甲子園球場(兵庫・西宮市)で開かれている第83回選抜高校野球大会に28日、東日本大震災の被災地・宮城県から東北高校が出場し、大垣日大高校(岐阜)と対戦、0対7で敗れた。
試合後、東北高校・上村健人主将は「悔しい気持ちはありますけれど、自分たちのやることはやったと思います。(被災地では)まだ苦しんでいる人がいるので、もう一回、ボランティア活動や、周りの助けを求めている人に自分たちが手を差し伸べることができるように頑張りたい」と話した。
東北高校には、宮城県から多くの声援が送られた。
東北高校の寮母の女性「野球部は、食べるものを減らして頑張ってくれたんです。感謝しています。バナナ1本という日もあったんですよ、野球部」
町内会長の男性「被災地の多くの人に勇気を与えようという気持ちでプレーしたこと、それはどのチームにも負けないプレーだったと私は思います」
東北高校の選手たちは29日、地元に戻るという。