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深刻な食料不足が続く 宮城・石巻市

2011年3月25日 3:45
深刻な食料不足が続く 宮城・石巻市

 東日本大震災の被災地では、深刻な食料不足が続いている。津波により大きな被害を受けた宮城・石巻市では、避難所によって一日1食から2食の食料の配給しかない状況が続いている。

 電気・ガス・水道などのライフラインが途絶えたままの石巻市では、避難所で生活する3万人に加え、自宅で生活する約5万人の計約8万人が食料の配給を頼りにしている。しかし、石巻市によると、24日夕方の時点で、主食として準備できたのは、パン11万個とおにぎり6万個だけで、25日以降、確実に調達できる見通しはないという。市内のある避難所では、24日夜と25日朝の分の食事として1人につき、おにぎりとパン1つずつが配られただけだった。

 石巻市の担当者は、パンやおにぎりなど届いてすぐに食べられるものを支援してほしいと訴えている。