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放水作業の東京消防庁隊員らが都知事に報告

2011年3月21日 22:14
放水作業の東京消防庁隊員らが都知事に報告

 福島第一原子力発電所3号機の放水作業にあたった東京消防庁の隊員が21日、石原慎太郎都知事に報告を行った。

 東京消防庁・佐藤康雄総隊長「福島第一原発3号炉、燃料棒冷却作戦を遂行し、3月19日、無事帰庁いたしました」

 石原知事「本当にありがとうございました。おかげで、この国を救うきっかけがつきました」

 今回、放水作業にあたったのは東京消防庁のハイパーレスキュー隊の隊員ら139名で、19日、福島第一原発3号機へ向けて地上から放水を行った。中には、27ミリシーベルトの放射線を浴びた隊員もいたが、今のところ、どの隊員も健康に問題はないという。

 報告を受けた石原知事は「国運を左右する戦いに、生命を賭して頑張っていただいた。大惨事になる可能性が軽減され、国民を代表してお礼を申し上げたい」と涙ぐみながら隊員をねぎらった。