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仮設住宅の建設始まる 岩手・陸前高田市

2011年3月20日 2:54
仮設住宅の建設始まる 岩手・陸前高田市

 東日本大地震で特に被害が大きかった岩手・陸前高田市で、19日から仮設住宅の建設が始まった。

 19日は午前10時からセレモニーが行われ、今月中までに36戸の仮設住宅の完成を目指して建設が始まった。高田第一中学校では2DKタイプが多く、最終的に200戸が建設される予定。

 陸前高田市内では3600戸が被災したとみられており、市全体で4000戸の仮設住宅を県に要望している。岩手県によると、19日午後3時現在、県内全体の避難者の数は4万5031人に上っており、仮設住宅の早い建設が望まれている。

 一方、岩手・釜石市の公園には、災害現場などで活用される自衛隊の野外入浴施設が設置された。風呂は男湯と女湯に分かれており、それぞれのテントに浴槽とシャワーがある。また、各地から寄せられた救援物資のタオルや石けん、シャンプーが用意された。被災者たちは、久しぶりの湯船の感触を楽しんでいた。