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福島第一原発4号機に向け、地上から放水

2011年3月20日 9:07
福島第一原発4号機に向け、地上から放水

 自衛隊が20日午前8時20分、福島第一原子力発電所4号機に向けて地上からの放水を始めた。

 防衛省によると、放水は20日午前8時20分頃、始まり、隊員約30人、消防車11台が投入された。水温が上昇し、危険な状態にある使用済み燃料プールに向けて、約80トンの水が放出される予定。

 また、福島第一原子力発電所3号機への放水は、東京消防庁のハイパーレスキュー部隊が、19日午後2時過ぎから途中、中断したものの、20日午前3時40分まで行われた。自衛隊は3号機への放水は一定の効果があったとみて、20日初めて4号機への放水を行っている。

 一方、電源を復旧させるための作業は、1号機と2号機で外部からケーブルを引く作業が完了している。電源を入れる作業は20日午前5時から始め、照明を復活させたり計測機器や中央制御室を機能させたりしたのち、冷却装置を復活させたい考え。