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南相馬市 屋内退避区域の住民を県外避難へ

2011年3月18日 5:33
南相馬市 屋内退避区域の住民を県外避難へ

 福島第一原子力発電所の事故などを受け、福島・南相馬市は、屋内退避の区域となっている市内の住民を、18日からバスで県外に避難させることを決めた。

 福島第一原発の事故などを受けて、南相馬市は17日、市民に対する説明会を開き、希望する市民を18日からバスで避難させることを決めた。

 南相馬市は、福島第一原発で爆発事故があったことから「避難指示」や「屋内退避」の区域となっている。すでに避難している住民もいるということだが、南相馬市役所は必要な物資が入ってこないことから、市民をバスで避難させることを決めたという。

 バスは千葉県と群馬・片品村が大型バス計33台を確保し、南相馬市に派遣した。被災者は、千葉県が用意したバスで約400人が新潟県に向かい、片品村では1000人を受け入れる。

 希望する市民は、18日と19日、午前7時から8時に受け付け、避難させるという。しかし、病人はどうするのかなど市の急な対応に市民の動揺が広がっている。