東日本大地震で、死者・行方不明者の数は１万１０００人を超えた。今後も増える見通し。

　警察庁によると、１６日午後２時現在での地震による死者は、３７７１人に上った。最も多い宮城県で１８１６人、岩手県で１３９１人、福島県で５０９人などと、東北３県に被害が集中している。また、行方がわからなくなっている人の数は、７８４３人となっている。東北３県では岩手県で３３１８人、福島県で２５０７人、宮城県で２０１１人となっている。これで死者・行方不明者の数は警察庁が把握しているだけで、計１万１６１４人となった。

　一方、宮城県には、「南三陸町内だけで、１０００人以上の遺体がある」と報告があった他、宮城県警が「牡鹿半島で１０００人を超える遺体を発見した」と発表するなど、正式に確認されていない被害者情報もあり、死者・行方不明者の数はさらに増える見通し。