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福島第一原発4号機の建物4階で炎~東電

2011年3月16日 7:25
福島第一原発4号機の建物4階で炎~東電

 「東京電力」は16日朝、会見を行い、福島第一原発の4号機の建物4階で炎を確認したことを明らかにした。

 東京電力によると、16日午前5時45分頃、福島第一原発4号機の中央制御室にバッテリーを運んでいた東京電力の社員が、中央制御室から戻る際に原子炉の建物4階の北西部付近から炎が上がっていることを確認した。15日の火災と同じ場所とみられている。

 消防署などに通報し、消火活動にあたっているが、現場付近は放射線の濃度が高く、近寄れない状態だという。また、爆発音は聞いていないという。火災を確認してから約1時間後の午前6時40分、正門付近で毎時837マイクロシーベルトという高い数値の放射線量が測定された。

 4号機は地震発生前に定期点検に入っていて、もともと停止していたが、15日朝にも建物内で火災が発生、壁に8メートルの穴が2か所開いていた。