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出光、17日に宮城・塩釜の油槽所を再開へ

2011年3月16日 22:09

 東日本大地震の被災地でガソリンなど燃料の不足が深刻化する中、石油元売り大手「出光興産」は16日、被災した宮城県の油槽所を17日から再開することを発表した。

 出光では、3つの出荷基地が被災して出荷停止になっており、被災地へのガソリンなどの供給は、主に秋田県や新潟県から行っていた。17日から宮城県の塩釜油槽所が再開することで、仙台市などへの輸送時間は3分の1に短縮できるという。出光は、塩釜油槽所が本格稼働すれば、被災地の燃料不足が相当改善するとしている。

 また、一部地域でガソリンが不足していることについては「全国的には製品在庫はあり、供給に問題はない」とし、冷静な対応をお願いしたいと呼びかけている。