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青森県知事、政府に燃料の安定供給を要望

2011年3月16日 17:42

 東日本大地震で大きな被害を受けた青森県の三村知事が16日午後、首相官邸を訪れ、被災地でガソリンや灯油などの燃料が不足している現状を訴え、政府が安定供給に努めるよう求めた。

 「(被災地の)宮城の知事さん、岩手の知事さんからも『とにかく油、油と、三村くん、言ってきてくれ。とにかく、油、油と言ってきてくれ』と。今また、雪が降ってすごい状態です。とにかく今、油を持って行って『(油が)来たよ、頑張れるよ』という元気を与えないと、意気消沈してしまう」-三村知事はこのように述べた他、青森港や、港から岩手県や宮城県へ向かう道路が地震の後も使用可能であることを伝え、石油タンカーを青森港に接岸してガソリンや灯油などを被災地に運ぶ方法を提案した。

 これに対し、応対した瀧野官房副長官は「3日分や4日分を一回に出せる」と話し、政府としても検討する考えを伝えた。