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都内で放射線量数値上がる 健康に影響なし

2011年3月15日 17:12
都内で放射線量数値上がる 健康に影響なし

 東京都は15日午後、都内で計測した放射線量の調査結果を発表した。福島第一原子力発電所の事故の影響で普段より数値は上がっているものの、健康的には全く影響がないという。

 都の発表によると、都内の放射線量は14日まで平均0.036マイクロシーベルト前後で推移していたが、15日午前10時台に約22倍となる0.809マイクロシーベルトを検出した。しかし、健康に影響を及ぼす基準が10万マイクロシーベルト以上であることや、その後の計測で数値が下がっていることなどから、健康に危害を及ぼす状況では全くないという。

 ただ、大気中の成分を分析した結果、自然界にはない放射性物質「ヨウ素131」「セシウム137」などが検出されており、福島第一原子力発電所の事故の影響を受けていることは間違いないという。