菅首相は１４日夕方、ニュージーランドとロシアの首脳とそれぞれ電話で会談した。

　先月、地震があったニュージーランドとの電話首脳会談では、キー首相が「クライストチャーチでの地震を経験した直後でもあり、全てのニュージーランド国民が今回の日本での地震災害に心を揺さぶられている」と見舞いの言葉があった。その上で、「ニュージーランドは日本の友人であり、今後ともいかなる支援も行う用意がある。日本の人々が悲劇から立ち上がり、力強く復興の道を歩むものと確信している」などと支援の表明があった。これに対し、菅首相は「ニュージーランドから救助隊を派遣していただき感謝している。国を挙げて、被災した方の救助・救援活動に取り組む」と述べた。

　また、ロシアとの電話首脳会談ではメドベージェフ大統領から「人道支援の他にエネルギー供給面での協力も行う用意がある」との申し出があり、菅首相は「今後、必要が生じる場合には相談していきたい」と応じた。