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原発3号機 放射性物質含む蒸気放出を開始

2011年3月13日 12:22

 経産省の原子力安全・保安院は、福島第1原子力発電所3号機で13日午前9時20分ごろから、放射性物質を含む蒸気の放出を開始したことを明らかにした。住民への健康被害の心配はないと説明している。

 原子力安全・保安院によると、福島第1原子力発電所の3号機で、13日午前9時20分から放射性物質を含む蒸気の放出を始めた。これは、13日午前5時過ぎに原子炉を冷やすことができなくなったため、原子炉の外側にある格納容器の圧力が高まって破損することを避けるため。

 この措置を行うと、大気中に放射性物質が放出される可能性があるが、半径20キロメートル圏内の住民に対して避難指示が出ていることから、保安院は「住民に大きな心配をしてもらうことにはならない」と説明している。