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“津波で流された”車数百台燃える 茨城

2011年3月12日 7:47
“津波で流された”車数百台燃える 茨城

 茨城・日立市の港で津波に押し流された車数百台が燃えており、付近の火力発電所には作業員ら320人が取り残されている。

 日立市消防本部によると、日立市にある日立港第5ふ頭の海岸沿いで、11日午後6時頃から、津波で押し流されたとみられる車両数百台が燃えている。現在のところ、ケガ人は確認されていない。

 火災が起きているのは輸出入のために車を一時的に止めておく場所だということで、11日の宮城・茨城沖大地震による津波で、海沿いまで車が押し流されたものとみられている。港までの道路が寸断されているため、消防隊員は現場に向かうことができない状態だという。

 一方、火災現場の近くにある茨城・東海村の東京電力火力発電所の中には、作業員ら約320人が取り残されている。今のところ、ケガ人がいるという情報は入っていない。

 発電所内部の煙突の上には6人が取り残されており、現在、ヘリコプターで救助が行われている。火力発電所の入り口付近では火災が起きており、地面が液状化していることもあって消防車が近づけない状態だという。