×

震度6弱程度の余震続くおそれ~気象庁

2011年3月12日 6:40

 気象庁は、12日午前5時過ぎから会見を行った。今後、震度6弱程度の余震が続くおそれがあるとしている。

 気象庁は会見の中で、12日未明から長野県北部を震源とする地震が相次いでいる一方で、11日午後3時前に起きた東北地方太平洋沖地震の余震とみられる地震が繰り返し発生しているため、震源の決定がなかなかできず、緊急地震速報の発表が遅れたり、震源地が間違っていたりする影響が出ていることを明らかにした。

 また、12日午前4時前に起きた長野県北部を震源とする地震でも、余震とみられる地震が多く発生している。今回の震源地の付近には、非常に長い期間にわたって余震活動が続いた04年の新潟県中越地震の震源地がある。気象庁は、今後、震度6弱程度の余震に警戒が必要としており、震源に非常に近い所ではまれに震度6強程度の激しい揺れが起きる可能性もあるとしている。

 さらに、長野県や新潟県では、この冬の豪雪で山間部を中心にまだ多くの積雪があるため、余震の影響で雪崩が起きる可能性もあるとして、注意を呼びかけている。