宮城・茨城沖大地震によるライフラインへの影響は、１２日午前５時２０分現在、以下の通り。

　経産省の原子力安全・保安院などによると、東北地方では１１日午後１０時現在、青森県、岩手県、秋田県、宮城県の全域、山形県のほぼ全域、福島県の一部地域で、合計約４４０万戸が停電している。

　関東地方では１２日午前４時２０分現在、茨城県の全域の他、群馬県、栃木県、千葉県、神奈川県、埼玉県、山梨県、静岡県の一部地域で、合計約１５４万戸が停電している。

　東京電力では、電気の供給力が不足するおそれがあることから、不要な電気機器の使用を控えるなど節電への協力を呼びかけている。

　宮城県の仙台市ガス局では、市内の約３６万戸全てでガスの供給が停止している。塩釜ガスでは、塩釜市内など１万戸で供給が停止し、福島ガスでも福島市内の２７２６戸が停止している。

　また、関東地方は、東京ガスで、茨城・日立市の約３万戸が停止し、神奈川・秦野市にある秦野ガスでも３３０戸が停止している。千葉県にある京葉ガスでは、浦安市でガスの供給に支障が出ているという。

　厚労省によると、岩手・二戸市と久慈市、山形・山形市と長井市で断水が発生している。また、千葉・佐倉市で約３万戸、群馬・渋川市で６０００戸、栃木・那須町で４０００戸が断水している。宮城県や山形県、茨城県などについては、情報を収集中だという。