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帰宅困難者に各自治体は受け入れ先を用意

2011年3月11日 21:06
帰宅困難者に各自治体は受け入れ先を用意

 宮城・茨城沖大地震の影響で、首都圏のJR、私鉄各線が全面的にストップしていることから、大勢の人が帰宅できない状況になっている。11日午後8時半現在、首都圏の各駅の前には、帰宅できずに大勢の人が集まっている。こうした帰宅困難者のために、各自治体は受け入れ先を用意している。

 東京・練馬区では、上石神井小学校、石神井台小学校、光が丘春の風小学校、光が丘夏の雲小学校、南町小学校、旭丘小学校、光和小学校、光が丘第三中学校小学校など10校を避難拠点に指定した。

 東京・渋谷区では、都立第一商業高校、都立広尾高校、青山学院大学の3校に一時的な待機場所を用意しているが、寝泊まり用ではないという。

 東京・目黒区では、区役所本庁舎、中目黒GT(複合施設)の他、22か所の住区センターで受け入れの態勢を取っている。

 東京・中野区では、17か所を順次開放しているという。南中野中学校、向台小学校、第十中学校、第二中学校、第九中学校、桃園第二小学校、第三中学校、第五中学校、新井小学校、第七中学校、緑野中学校、北原小学校、第四中学校、第八中学校、武蔵台中学校、若宮中学校、中央中学校の17か所。

 東京・板橋区では、区役所と区内18か所の地域センターに避難所を開設したという。地域センターは以下の通り。板橋、熊野、仲宿、仲町、富士見、大谷口、常盤台、清水、志村坂上、中台、蓮根、舟渡、前野、桜川、下赤塚、成増、徳丸、高島平の18か所となっている。

 東京・文京区では、5か所の学校を開放して受け入れている。さしがや小学校、大塚小学校、本郷小学校、第三中学校、本郷台中学校の5校。

 東京・江東区では、6か所の避難所を案内しているという。東川小学校、数矢小学校、東陽小学校、豊洲小学校、第一大島小学校、第一亀戸小学校の6校。

 東京・北区では、25か所の学校を開放している。浮間小学校、第四岩淵小学校、赤羽台西小学校、なでしこ小学校、神谷小学校、東十条小学校、荒川小学校、十条台小学校、王子第二小学校、清水小学校、王子第三小学校、王子第五小学校、十条富士見中学校、としま若葉小学校、明桜中学校、柳田小学校、堀船小学校、滝野川第五小学校、滝野川第四小学校、王子第一小学校、王子小学校、田端中学校、滝野川第三小学校、飛鳥中学校、谷端小学校。

 東京・台東区では、JR上野駅近くの地下駐車場、東京都文化会館、台東区民会館の3か所を開放していて、人数が増えれば他の場所も検討するという。

 東京・中央区では、小学校3校で、帰宅困難者が来れば受け入れを行っているという。11日午後8時半現在、京橋築地小学校で130人、常盤小学校で16人、日本橋小学校で35人の帰宅困難者を受け入れている。

 東京・葛飾区では、区内にある全ての小中学校計77か所を避難所として案内しているという。

 東京・荒川区では、12か所を順次開放しているという。南千住駅前ふれあい館、汐入ふれあい館、荒木田ふれあい館、西尾久ふれあい館、東日暮里ふれあい館、西日暮里ふれあい館、町屋文化センター、ふるさと文化館、第一中学校、生涯学習センター、峡田ふれあい館、シルバー人材センターの12か所。

 東京・大田区では、蒲田駅前のアプリコ区民ホールと日本工学院専門学校、大森駅前の入新井第一小学校と山王小学校で受け入れを行っているという。

 東京・足立区では、千寿常東小学校、千寿本町小学校、千寿青葉小学校の3か所を開放しているという。

 東京・墨田区では、区内の小学校30校を全て開放している。その他、吾嬬第二中学校、両国中学校、錦糸町の総合体育館でも受け入れを行っている。

 東京・武蔵野市では、吉祥寺駅に多数の帰宅困難者が出ているため、吉祥寺駅の北側にある会議場・ゼロワンホールを受け入れ先として開放することを決めた。約80人が収容できる見込みだという。

 東京・立川市では、女性総合センターを避難所として案内していたが、もうすぐいっぱいになるということで、現在は案内を取りやめている。次の受け入れ先の準備が整い次第、順次案内を再開する予定。

 東京・国立市では、JR中央線付近に帰宅困難者が多いことを受け、駅に近い公民館と市立第八小学校に誘導している。また、市役所も待機場所として案内している。

 東京・調布市では、4か所で受け入れを行っている。調布駅前のグリーンホール、第一小学校、国領小学校、滝坂小学校で受け入れている。

 また、横浜市では、横浜アリーナが約1000人を受け入れる態勢を取っている。また、パシフィコ横浜でも6500人を受け入れる予定だという。