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福島県の大熊町、双葉町の住民に避難指示

2011年3月11日 23:15
福島県の大熊町、双葉町の住民に避難指示

 枝野官房長官は、宮城・茨城沖大地震の発生後、4回目の会見を行った。枝野官房長官は、停止している福島第一原発について、原子力災害対策特別措置法の規定に基づき、福島県の大熊町、双葉町の住民に避難指示をしたと発表した。

 具体的には、福島第一原発から半径3キロ以内の住民には避難指示、半径3~10キロの住民には屋内での退避をお願いするとしている。また、今の時点で放射能は外に漏れておらず、環境に危険は発生していないとしている。

 枝野官房長官は、住民に対して地元市町村、警察・消防などの指示に従い、安全な場所まで移動する時間は十分あるので、近所にも声をかけあって、慌てず冷静に行動してほしいと呼びかけた。また、不確実なうわさなどに惑わされることなく、確実な情報に従って行動してほしいと付け加えた。

 枝野官房長官によると、福島第一原発は、原子炉の一つで冷却ができない状況。枝野官房長官は「このままの状況が続いた場合に備えて、念のために避難をしていただきたい」としている。