９日昼前、宮城県沖を震源とするマグニチュード７．３の地震があり、宮城県では震度５弱の揺れを観測した。この地震で津波注意報が出ていた岩手・大船渡市は、沿岸地区の１９９６世帯５５５５人に避難勧告を出した。また、岩手・陸前高田市によると、１１７人が自主避難している。

　岩手県内では、大船渡市で６０センチ、久慈港で５０センチ、釜石市で４０センチ、宮古市で３０センチの津波が観測されている。

　岩手県は９日午前１１時４５分、災害警戒本部を設置した。情報収集にあたっているが、今のところ被害の情報は入っていない。