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東北新幹線の新型車両「はやぶさ」デビュー

2011年3月5日 13:29
東北新幹線の新型車両「はやぶさ」デビュー

 東北新幹線の新型車両「はやぶさ」が5日にデビューし、新青森~東京を最高時速300キロ、最短3時間10分で運行を始めた。

 青森市のJR新青森駅は、上りの一番列車「はやぶさ4号」の乗客や新型新幹線のデビューを一目見ようという人たちで朝早くから混雑した。出発式では、青森・三村県知事ら関係者がテープカットをして「はやぶさ」のデビューを祝った。そして、5日午前6時10分、「はやぶさ4号」は静かに走りだし、東京駅へと出発した。

 「はやぶさ」は、東北新幹線の全線開業にあわせて開発された最新鋭の車両。最高時速300キロで運転し、新青森~東京を最短3時間10分と「はやて」よりも10分短縮する。開業のシンボルは注目度も高く、青森県内の関係者は一層の新幹線効果を期待している。

 三村県知事「(去年)12月4日の開業以来、本当にたくさんの方々が青森に来てくれています。国内外の方々が、私たちの真っ白な美しい青森とか、おいしい青森とか、おもてなしの心を感じてくれていました。その方々の感動をまた、あらためてこの『はやぶさ』で青森に来ていただいて、さらに感じていただきたい」

 デビューを祝うセレモニーはJR東京駅でも行われ、男性が線路に落ちるトラブルのため7分遅れの5日午前8時19分、下りの一番列車を送り出した。

 「はやぶさ」は新青森~東京を一日2往復し、13年3月には最高時速320キロで運転する。