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民間企業が開発した宇宙船「ドラゴン」公開

2011年2月11日 13:01

 今年6月に引退するスペースシャトルの後継機と期待されている、民間企業が開発した宇宙船が公開された。

 10日、アメリカ・ワシントンで公開されたのは、宇宙開発を進める民間企業「スペース・X」が製造した宇宙船「ドラゴン」。去年12月に打ち上げ実験が行われ、民間の宇宙船としては初めて地球を周回し、帰還した。

 アメリカ・オバマ大統領は、今年6月のスペースシャトル引退後、国際宇宙ステーションへの人や貨物の輸送を、民間企業に委ねる方針。「ドラゴン」は今年末までに実際に貨物を国際宇宙ステーションに運ぶ予定で、その後、有人飛行が計画されている。

 スペースシャトル引退を直前に控え、活発化する民間企業の宇宙進出。アメリカの宇宙開発は大きな転換点を迎えようとしている。