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捕獲進まず、殺処分中断 山口鳥インフル

2011年2月10日 7:23
捕獲進まず、殺処分中断 山口鳥インフル

 山口・宇部市の公園で死んでいたコクチョウが高病原性の鳥インフルエンザウイルス「H5亜型」に感染していたことが、9日に確認された。宇部市は9日夜からハクチョウ類など約400羽の殺処分を始めたが、捕獲が進まず、作業は中断されている。

 宇部市の常盤公園に9日午後10時頃、殺処分の作業を行うため、防護服を着た県や市の職員が入った。今回、殺処分の対象となるのは園内の常盤湖にいるコクチョウを含むハクチョウ類とガンカモ類合計約400羽。捕獲が進まず、作業は10日未明に中断となっており、午前中から再開される予定。

 常盤湖は広さ約100万平方メートルの人造湖で、ハクチョウの飼育数は日本一。園内には、殺処分の対象となったハクチョウ類やガンカモ類の他、ペリカンやフラミンゴなど約80羽の鳥がいるが、それらについては今後、経過を観察していくことにしている。