国際宇宙ステーション補給機「こうのとり２号機」を載せたＨ２Ｂロケット２号機が２２日午後２時３７分、鹿児島・種子島宇宙センターから打ち上げられた。「こうのとり２号機」は予定の軌道に無事、投入され、打ち上げは成功した。

　天気が良かったため、ロケットは地上からも長い時間、見ることができた。また、鹿児島市内では、飛行を続けるロケットの煙や光を確認することができた。鹿児島・南種子町にある宇宙ヶ丘公園でも、多くの人が打ち上げの様子を見守った。

　順調に飛行を続けたロケットは、打ち上げから約１５分後に予定の軌道で「こうのとり２号機」を切り離し、打ち上げは無事、成功した。今回打ち上げられた「こうのとり２号機」は、国際宇宙ステーションに宇宙飛行士のための生活物資や実験機器などを運ぶことが任務で、２７日には国際宇宙ステーションに到着する予定。

　今年中にスペースシャトルが引退すると、「こうのとり」は大型の機材を運べる唯一の手段となるため、各国から活躍が期待されている。「こうのとり」は、１５年度の７号機まで一年に１回のペースでの打ち上げが計画されている。