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エジプト議会前で男性が焼身自殺未遂

2011年1月18日 21:04

 エジプト・カイロの議会前で17日、男性が焼身自殺を図る騒ぎがあった。

 カイロの議会前に設置された監視カメラがとらえた映像には、男性が自分の体にガソリンをかけ、焼身自殺を図る様子が映っていた。火はすぐに消し止められたが、男性は顔と首にヤケドを負った。男性は自殺を図る前、物価の高騰について政府に抗議していたという。

 チュニジアでは、政府に抗議する男性が焼身自殺したのをきっかけに反政府デモが拡大し、政権が崩壊に追い込まれた。これを受け、北アフリカのアルジェリアやモーリタニアでも政府への抗議から焼身自殺を図る例が相次いでいて、周辺のアラブ各国は影響の波及をおそれ、警戒を強めている。