記録的な大雪となった山陰地方で多数の車が国道で立ち往生していたが、２日朝、除雪作業を終えて通行止めが解除された。依然、５３００戸で停電するなど、影響が続いている。

　鳥取・大山町から鳥取・琴浦町にかけての国道９号では、先月３１日午後から車が立ち往生し、一時約１０００台の車が動けなくなっていた。鳥取県などは除雪作業を進め、２日午前８時２５分に通行止めを解除、渋滞は解消した。

　しかし、交通機関は依然として乱れており、鳥取・米子空港では滑走路の除雪が間に合わず、２日発着の便は全て欠航となった。また、ＪＲは、山陰線で立ち往生していた特急列車が約３４時間ぶりに運転を再開したが、鳥取～伯耆大山で運休が続いている。

　停電も続いており、２日午後６時現在、鳥取県と島根県で計５３００戸が停電している。島根県では、雪のため約１５０世帯が孤立状態となっており、除雪作業が続けられている。