年越し寒波は、正月にかけても日本付近に居座る見込みで、さらに大雪になると予想される。

　上空に強い寒気が流れ込んだ西日本では、九州などでも雪が降った。このうち長崎市では、３１日午前１１時の積雪が１０センチに達して、９３年ぶりに１２月の観測史上最多の積雪を記録した。これから低気圧がさらに発達して冬型の気圧配置が強まる見込みで、西日本や日本海側では大雪が続くと予想される。

　来月１日朝までの予想降雪量は、東北で１００センチ、北陸・東海・中国で７０～８０センチ、近畿・四国・九州北部で４０～５０センチ、北海道・関東甲信・九州南部で２０～３０センチとなっていて、西日本の平地でもさらに積もる所があると予想される。また、全国的に風が強まり、大雪や暴風雪、高波などにも警戒が必要。