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こたつ誤使用による火事に注意~nite

2010年12月16日 16:20
こたつ誤使用による火事に注意~nite

 こたつの誤った使い方で火事が起きて死亡事故も相次いでいることから、製品評価技術基盤機構(nite)が16日、注意を呼びかけた。

 公開された実験映像には、洗濯物などの衣類を乾かしたりあたためたりしようとしてこたつの中に詰め込むと、衣類がヒーターカバーにあたって次第に熱を持ち、火が出る様子が映っている。この時、衣類の温度は250℃~280℃程度に達していた。また、座椅子をこたつに入れる際に誤ってこたつ布団が一緒に押し込まれた場合でも、こたつ布団が熱を持ち、布団が焦げて、約30分後には火が上がった。さらに、こたつの脚などで電源コードを踏みつけていたためにコードがむきだしになってショートし、そこから火花が散り、火が出るケースもある。

 こたつから出た火で死亡した人は今年3月までの5年間で全国に27人いて、うち60歳以上が7割を占めているという。

 niteは、燃えやすいものはヒーター部分に近づけないようにするとともに、使用方法を必ず守るように呼びかけている。