コンコルド墜落 コンチネンタル航空に有罪
00年にフランスで、超音速旅客機「コンコルド」が墜落した事故で、事故の原因をつくったとされ、過失致死罪に問われていた「コンチネンタル航空」に有罪判決が言い渡された。
この事故は00年7月、「エールフランス航空」のコンコルドが、フランス・パリのシャルル・ド・ゴール空港を離陸直後に火災を起こして墜落し、乗客ら113人が死亡したもの。事故後、コンコルドの運航は中止された。
フランス・ポントワーズの裁判所は6日、事故原因について、直前に離陸したコンチネンタル航空機が滑走路に落とした金属部品によってコンコルドの燃料タンクが破損したと認定した。コンチネンタル航空にエールフランス航空への賠償金など約1億3000万円の支払いを命じた上で、整備士1人に執行猶予付きの禁固1年3か月の有罪判決を言い渡した。
コンチネンタル航空は控訴する方針。