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元プロ野球選手ら 5億円の申告漏れ

2010年12月5日 21:14
元プロ野球選手ら 5億円の申告漏れ

 元プロ野球選手ら投資家約10人が、東京国税局からの税務調査を受け、合計約5億円の申告漏れを指摘されていたことがわかった。

 申告漏れを指摘されたのは、元プロ野球選手や会社役員ら投資家約10人。関係者によると、投資家らはアメリカの不動産事業への投資で発生した赤字と、国内の利益を合わせて申告していた。しかし、東京国税局は、一連の事業に対して投資家らの実際の関与が少ないため、赤字を認めない判断をしたという。

 関係者によると、投資家らは、東京・千代田区の投資コンサルタント会社「レキシントン」から赤字による節税効果を勧められ、一人当たり3000万円から1億円以上の投資をした。

 申告漏れの総額は、08年までの3年間で合計約5億円に上る。投資家らは今後、修正申告に応じるという。