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群馬県の小・中学校、約半数でいじめを確認

2010年11月25日 22:24

 群馬・桐生市の小学校でいじめを受けていた女子児童が自殺した問題を受けて群馬県が調査をしたところ、県内の約半数の小・中学校で先月、いじめがあったことがわかった。

 調査は群馬県の小・中学校計508校に対して行われた。このうち、先月の一か月でいじめが認められた小学校は143校、中学校は90校で、合わせて全体の45%以上に上った。

 また、いじめの内容について、学校ごとに児童や生徒にアンケートをしたところ、「悪口を言われたり、おどされたりする」が3230件、「仲間外れにされたり、無視されたりする」が1281件だった。ほかにも「金や物を取られる」が213件、「パソコンや携帯電話を使って嫌なことをされる」が95件あった。また、小学校であったいじめの2割以上、中学校のいじめの4割が現在も続いている。

 県は、今後もこうした調査を続けるという。