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尖閣付近に中国の監視船2隻 海保が監視

2010年11月20日 13:33
尖閣付近に中国の監視船2隻 海保が監視

 20日朝、沖縄・尖閣諸島付近を中国の漁業監視船2隻が航行しているのが確認され、海上保安庁が巡視船などで警戒を続けている。

 第11管区海上保安本部に入った連絡によると、20日午前8時半ごろ、尖閣諸島の魚釣島の西北西で、中国の漁業監視船「漁政310」など2隻が航行しているのが確認された。現在、2隻は魚釣島を中心とする領海のすぐ外側の接続水域を反時計回りに航行しているという。

 海上保安庁の巡視船と航空機が無線などを使って領海内に入らないように警告したのに対して、漁業監視船からは「我々は正当な任務に就いている」との趣旨の返答があったということで、海上保安庁が監視を続けている。

 中国・新華社によると、今回確認された「漁政310」は機動力を高めるためにヘリコプターを搭載できる最新鋭の漁業監視船で、16日に中国・広州を出港していた。