知財高裁は１６日、乳酸菌飲料「ヤクルト」のプラスチック容器の形を立体商標として認める判決を言い渡した。

　「ヤクルト」のプラスチック容器について、これまで特許庁は「容器の形状だけでは他社製品と区別されているとは認められない」として、立体商標の登録を認めていなかった。

　１６日の判決で、知財高裁は「『ヤクルト』は６８年以降、驚異的な販売実績と市場占有率を持ち、アンケートでも９８％以上の消費者が容器を見て『ヤクルト』を想起している」と指摘、容器の立体商標登録を認めるべきだとして、特許庁の判断を取り消した。