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山路徹さん解放、拘束からの経緯が明らかに

2010年11月10日 9:53

 タイからミャンマーに入国し、拘束されていたジャーナリストで「APF通信社」代表・山路徹さん(49)が9日、2日ぶりに解放された。山路さんはAPF通信社を通じ、今回の詳しい経緯を公表した。

 山路さんは7日、タイ北西部・メソトからミャンマーに入り、身柄を拘束されたが、国外退去処分を受け、日本時間9日午後7時過ぎにタイ側に戻った。

 山路さんはAPF通信社を通じ、今回の詳しい経緯を公表した。それによると、山路さんはミャンマーの総選挙を取材するため、国境の川でボートを使ってミャンマー側に渡り、隠しカメラで投票所の周辺を撮影した後、秘密警察に拘束された。判事に「5年から7年の懲役刑を下すことになる」と言われたが、その1時間後には解放を伝えられた。

 山路さんは国境地帯で取材を続け、今月中旬に帰国する予定。