低気圧が日本付近で発達しているため、北日本や北陸を中心に暴風が吹き荒れている。山形・飛島では最大瞬間風速２８．８メートルを記録した。

　東北から北陸の海では西風が強く、新潟・佐渡の海は大シケとなっている。北陸や東北で暴風となっていて、佐渡、新潟、北海道、秋田、山形に暴風・波浪警報が、富山に暴風警報が、石川と福井に波浪警報がそれぞれ出されている。各地の最大瞬間風速は、山形・飛島で２８．８メートル、新潟・寺泊で２８．４メートルとなっている。上空に寒気を伴った低気圧の影響で日本海側は大荒れになっていて、１０日も日本海側では雨の降るところが多く、全国的に寒さが厳しくなる見込み。

　関東地方は各地で２０℃を超え、春一番のような暖かい突風が吹いた。最大瞬間風速は千葉で２５．１メートル、神奈川・小田原で２１．６メートル、都心で２０．０メートルだった。

　９日夜も北日本を中心に強い風が続く見込み。また、１０日は西高東低の冬型が強まるが、低気圧の影響は北海道に集中する見込み。低気圧が急速に発達し、北陸や北日本では１０日まで暴風や高波、竜巻のような突風に警戒が必要となっている。