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流出映像、那覇地検への提出映像とほぼ同じ

2010年11月6日 11:55
流出映像、那覇地検への提出映像とほぼ同じ

 沖縄・尖閣諸島沖の中国漁船衝突事件を撮影したとみられる映像がインターネットに流出した問題で、流出した映像が、海上保安庁の石垣海上保安部が編集して那覇地検に提出された電子ファイルのうちの1本と、映像の長さやテロップなどがほぼ同じであることがわかった。

 ネットに流出した中国漁船の衝突場面とみられる映像は約44分のもの。関係者によると、石垣海上保安部は捜査資料として那覇地検に十数種類の電子ファイルを提出しているが、そのうちの1本に約44分に編集された映像があり、今回流出したものと編集の方法やテロップがほぼ同じだという。また、流出した映像の撮影者としてクレジットに書かれていた名前は、実際の巡視船の乗組員のものと一致するという。

 海上保安庁は6日、新たに職員2人を石垣海上保安部に派遣して、映像の管理状況などを詳しく調べることにしている。