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帝京大学の理事長、約15億円申告漏れ

2010年11月4日 18:26
帝京大学の理事長、約15億円申告漏れ

 東京・板橋区にある学校法人・帝京大学の冲永佳史理事長(37)が東京国税局の税務調査を受け、元総長である父親から相続した資産約15億円の申告漏れを指摘されていたことがわかった。

 冲永氏によると、08年に死去した父親の荘一元総長がリヒテンシュタインの銀行で運用していた相続資産について申告漏れを指摘されたという。関係者によると、申告漏れの総額は約15億円で、過少申告加算税を含めて追徴課税額は約4億円に上るという。

 リヒテンシュタインの銀行口座情報を入手したドイツ連邦情報局から捜査情報の提供を受け、東京国税局が日本人の口座について調査を進めていた。

 冲永氏は「この金融資産の存在を知らなかった」と話していて、追徴課税についても、すでに納税を済ませたという。