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河川清掃職員が収集物着服 大阪市長が謝罪

2010年11月4日 12:34
河川清掃職員が収集物着服 大阪市長が謝罪

 大阪市の河川の清掃作業で、職員がゴミなどの収集物から現金やバッグなどを抜き取って着服していたことがわかり、4日、市長が緊急会見で謝罪した。市長は、内部告発の映像を見て「想像を絶する」と話した。

 大阪市環境局では、土日と祝日を除く毎日、主な河川で清掃作業を行っている。市によると、この作業中、職員が収集したものを選別し、再利用するなどしていたということで、市の関係者が内部告発した映像には、免許証やカードを集める様子が映っている。また、職員が多額の現金を抜き取っているとみられる様子も確認でき、市側も、複数の職員がジュースなどを買っていた事実を認めている。

 大阪市によると、河川事務所に所属する職員の多くが不正に関与していて、平松市長は4日朝の会見で「不正根絶に取り組んでいる中、このような不祥事を起こして申し訳ありません」と謝罪した。