皇后さまは２０日に７６歳の誕生日を迎えられ、ご自身の健康や皇太子ご一家への思いを明かされた。

　皇后さまは７６歳の誕生日にあたって、記者団からの質問に文書で回答された。その中で、「この数年、仕事をするのがとてものろくなり、また、探し物がなかなか見つからなかったりなど、加齢によるものらしい現象もよくあり、自分でもおかしがったり、少し心細がったりしています」と、ご自身の健康について率直な気持ちを明らかにされた。

　皇太子ご一家については「今、東宮一家が健康や通学の問題で苦しんでおり、身内の者は皆案じつつ、見守っています」と思いを示された。

　皇后さまは先月、「せきぜんそく」の可能性が高いと診断され、薬による治療を受けながら公務を続けられている。