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反日デモの中国・西安、緊迫した情勢が続く

2010年10月18日 8:54

 沖縄・尖閣問題をめぐり、16日に大規模な反日デモが起きた中国・陝西省西安では17日も厳戒態勢が敷かれ、緊迫した情勢が続いた。

 西安では16日、デモの参加者が「ミズノ」の店を襲い、商品が奪われたり燃やされたりした。その後、「トヨタ自動車」製の自動車を壊し、ひっくり返すなど、デモ隊は一部で暴徒化したという。警官が街の至る所で警戒したため、17日はデモは起きなかったもよう。

 一方で、デモ隊による被害は街の中心部の各所に現在も生々しい傷跡をさらしており、尖閣諸島沖での漁船衝突事件以降、中国に広がっている反日感情の根深さを静かに物語っている。