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大沢啓二さんの死去に、続々と悲しみの声

2010年10月7日 21:37
大沢啓二さんの死去に、続々と悲しみの声

 「大沢親分」の愛称で親しまれたプロ野球の日本ハム元監督で野球評論家・大沢啓二さんが7日朝、胆のうガンのため、死去した。78歳だった。これを受け、野球界からは悲しみの声が続々と届いている。

 長嶋茂雄巨人軍終身名誉監督「突然の訃報(ふほう)に接し、悲しみと寂しさでいっぱいです。大学時代もプロに入ってからも気さくに声をかけていただいた頼もしい先輩でした。近年は、テレビなどを通じて、選手たちを叱咤(しった)激励されるお言葉が印象的でしたが、野球に対する熱いお気持ちは現役時代とお変わりないと感じておりました。大沢さんの『喝』や『あっぱれ』を聞けなくなると思うと残念でなりません。ご冥福を心よりお祈りいたします」

 王貞治ソフトバンクホークス会長「常に野球界の先頭に立ち続けた、現在のプロ野球界の礎を作ったうちのお一人でした。まだまだ私たちと一緒に野球を語り、野球の普及にお力を貸していただきたかっただけに残念でなりません」

 巨人・原辰徳監督(52)「突然でビックリしております。元気というか、気合というか、私たちに残してくれたので、その部分を継承して、若い人たちにつなげていきたい」

 野球解説者・中畑清氏(56)「大沢親分という存在感がどーんとある人だから、みんなから愛された方だと思います」

 大社啓二日本ハムオーナー(54)「ファイターズにとっては特別な方なので、そういう方を亡くすのは何ものにも代え難く、残念でならない」