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米国、グアテマラで人体実験 大統領が謝罪

2010年10月3日 13:21

 アメリカ当局が第2次世界大戦直後、新薬の効果を調べるため、中米・グアテマラで人体実験を行っていたことが明らかとなり、オバマ大統領は1日、グアテマラ大統領に謝罪した。

 この実験は、アメリカの大学教授の調査により明らかになったもので、46年から48年にかけて、グアテマラで行われた。当時、新薬だった抗生物質のペニシリンが性感染症の治療に効果があるかどうかを調べるため、受刑者や精神疾患のある患者ら696人に対し、売春婦との性交渉や注射を通じ、梅毒やりん病に感染させていたという。

 アメリカ政府は1日、謝罪の声明を発表したほか、オバマ大統領はグアテマラ・コロン大統領に電話で謝罪した。