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「第三国定住」ミャンマー難民が日本へ出発

2010年9月28日 9:10

 難民を母国や避難先以外の第三国で受け入れる制度が、日本で初めて実施される。受け入れ第1陣となるミャンマーからの難民が27日夜、日本に向けて出発した。

 日本では初めての「第三国定住」の対象となるのは、ミャンマーを脱出してタイの難民キャンプで暮らしていた少数民族・カレン族の27人。このうち3家族18人が27日夜、タイ・バンコクの空港から飛行機で日本に向かった。

 難民の家族らは、日本に到着後、半年にわたって東京都内の施設で語学の研修や職業訓練を受け、自立を目指すことになる。日本政府は3年間で計90人のミャンマー難民を受け入れる予定で、教育などの支援態勢を充実させられるかが受け入れ成功の鍵となりそうだ。