×

戸籍上のみ生存の100歳以上、23万人超

2010年9月10日 16:45
戸籍上のみ生存の100歳以上、23万人超

 所在不明の高齢者が相次いでいる問題で、戸籍上は生存しているのに住所がわからない100歳以上の高齢者は23万人以上いることが、法務省の調査でわかった。

 法務省によると、戸籍に記載されていながら所在不明となっている100歳以上の高齢者は全国で23万4354人に上り、120歳以上は7万7118人、150歳以上は884人だった。法務省は、戦争による混乱や海外への移住などで死亡届が出されていないケースが考えられると分析している。

 また、法務省は、120歳以上の高齢者については、戸籍があっても住所の記載がなければ戸籍の削除を許可すると、全国の市区町村に向けて通知した。