販路拡大狙い、ロンドンで利き酒イベント
ヨーロッパでの評価が年々高まっている日本酒の利き酒イベントが8日、イギリス・ロンドンで行われた。
この利き酒イベントは、海外への販路を拡大しようと、日本各地の蔵元がロンドンで行われた世界最大規模のワイン品評会「IWC」に出品した自慢の酒を用意したもの。今年の「SAKE部門」のチャンピオンに輝いた銘柄など、40種類の日本酒を関係者に振る舞った。
日本酒造組合中央会・仲野益美さんは「メーカーによっては(円高のために)値上げをして(注文が)動かなくなっている。ファンになっている方に、水を差すことにならないか非常に心配」と話す。
日本酒のファンを増やし、販売を拡大するにはどうすべきか。蔵元たちは「イギリスの客の動向をにらみつつ、値上げの幅を見極めたい」と話している。