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栃木県警、遺族に別人の遺体引き渡す

2010年9月6日 2:37
栃木県警、遺族に別人の遺体引き渡す

 栃木県警那須塩原署が、署内に安置されていた遺体を遺族に引き渡す際、誤って別人の遺体を渡し、そのまま火葬されていたことがわかった。

 那須塩原署によると、署内の霊安室に安置されていた65歳の男性の遺体を、5日午前に遺族に引き渡す際、誤って、同じ霊安室に安置されていた44歳の男性の遺体を引き渡したという。取り違えに気づいた時には、火葬がすでに始まっていた。この結果、取り違えられた44歳の男性の遺体は、遺族の元へ遺骨となって引き渡されることになった。

 2人の遺体はいずれも腐敗が進んだ状態だったが、霊安室では並べて安置し、名前のラベルなどは付けていなかったという。

 那須塩原署は「ご遺族の方々に深くおわび申し上げます。署員に対する指導を徹底してまいります」としている。