牛丼の価格競争が激しくなる中、老舗「吉野家」が新商品で巻き返しを図る。

　吉野家が今月７日に発売する「牛鍋丼」は、牛肉を豆腐や白滝と煮込み、ご飯の上にかけたもの。並盛りで２８０円と、価格は牛丼に比べて１００円安く設定した。

　去年１２月以降、牛丼並盛りを２８０円に値下げした「すき家」に、吉野家と「松屋」は期間限定の値下げで対抗し、大手牛丼チェーン店の間で激しい価格競争が繰り広げられている。しかし、売上高では、すき家と松屋が今年２月以降、去年の実績を上回っているのに対して吉野家だけが下回り、一人負けの状態。

　吉野家は、低価格の新商品を武器に、巻き返しを図りたい考え。