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小沢氏、出馬の意向表明 鳩山氏も「応援」

2010年8月26日 10:49
小沢氏、出馬の意向表明 鳩山氏も「応援」

 民主党代表選挙をめぐり、これまで出馬を検討してきた小沢前幹事長が26日朝、立候補する考えを表明した。代表選は、現職の菅首相と小沢氏が全面対決する構図となり、激しい戦いが予想される。

 26日朝、小沢氏は鳩山氏と会談し、出馬の考えを伝えたのに対し、鳩山氏は「全面的に支援し、協力していきたい」と応えた。

 小沢氏「鳩山前首相からは、代表選出馬の決断をするならば、全面的に協力し、支援していきたいというお話をいただきましたので、鳩山氏の前で不肖の身でありますけれども、代表選に出馬する決意をいたしました」

 鳩山氏「私の一存で小沢氏には民主党に入っていただいた経緯からして、私としては応援をする。それが大義だ」

 鳩山氏は菅氏に対して小沢氏を含む小沢グループを要職につける協力態勢を求めてきたが、25日の直接会談で菅首相が「小沢氏にどう協力を求めるのか難しい話だ」と述べるにとどまったため、小沢氏は出馬に踏み切った形。

 小沢氏は26日朝、周辺に対して「挙党態勢が受け入れられなかったので出馬を決意した」と語った。小沢氏をめぐっては、側近の山岡副代表ら約60人の議員が25日に出馬を求めたほか、当選1回の議員らに支持する声がある。その一方で、党内には約3か月で首相を代えることに抵抗感が強い上、「政治とカネ」の問題をめぐって幹事長を辞任したばかりの小沢氏に対する反発もあり、今後、どこまで支持が広がるかが焦点となっている。