菅首相は、今月２９日に日韓併合１００年を迎えるのに先立ち、首相談話を発表する方針を固めた。

　この首相談話については、仙谷官房長官が４日の参議院予算委員会で、「日韓併合１００年という節目に、私たちが来し方を振り返り、未来についてじっくり考えるべきときだ」として、前向きな姿勢を示していた。

　談話は、日本によるアジア諸国への植民地支配に対して「反省」と「おわびの気持ち」を盛り込んだ９５年の村山談話を踏襲し、未来志向の日韓関係が柱となる見通し。

　菅首相は、日本の植民地支配から解放されたことを祝う韓国の祝日「光復節」にあたる今月１５日の前に発表する方向で調整している。