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NYの飲食店を格付け 衛生状態を3段階で

2010年7月31日 9:02
NYの飲食店を格付け 衛生状態を3段階で

 アメリカ・ニューヨークでは、毎年、不衛生な食品が原因で病院に駆け込む人が多いことから、総菜店から高級レストランまで市内2万4000軒の飲食店について、その衛生状態を格付けする制度が始まった。

 これはニューヨーク市の衛生局が今週始めた制度で、飲食店に衛生管理を徹底させ、消費者にも衛生に関する意識を高めてもらうのが狙い。検査項目は、食品の保存状態や調理の様子、キッチン周りやトイレの状態のほか、従業員の服装など多岐にわたる。衛生状態の格付けはA、B、Cの3段階で判定され、違反ポイントが0~13個ならA、14~27個ならB、28個以上であればC判定を受ける。

 衛生局によると、飲食店の不衛生な食品が原因で、毎年1万人が病院に駆け込み、そのうち数千人が入院しているという。今後、ニューヨーク市民が店を選ぶ際、この格付けが一つの指標になるかもしれない。